2011年05月08日
九州は中部電力から電力の融通支援を受けている!
今日(5月8日)付の西日本新聞によると,九州電力が5月に入り,電力の供給不足に対応するため中部電力から40万キロワット程度(一般家庭15万戸分相当)の電力の融通支援を受けていることがわかったとのことです。http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/240874
中部電力が,菅首相の要請を受けて,浜岡原子力発電所の運転を停止すれば,九州へ融通支援する余裕はなくなります。
私は,一昨日,「九州でも電力不足に対する危機管理を」というブログを書きました。
中部電力が電力不足となれば,九州からも電力を送らざるを得ない。九州も電力不足対策を考えなくてはならない。
しかし,九州から支援するどころか,逆に九州電力は中部電力から支援してもらっていたのです。
中部電力に余裕がなくなれば,九州の電力不足は確実です。危機は現実のものとなりつつあります。
九州の県や市は,夏場の電力不足への対応を検討しなくてはならないと思います。
節電のため,夏に行われる行事を減らす必要があります。
計画停電を行うかどうか。医療機関の停電の影響を抑えるためにどうするか。工場の操業時期をずらすことはできないか。早急にこれらを検討する必要があります。
「そんなことは,県や市ではなく国が行うべきことだ。」と思う方もおられるでしょう。
しかし,今の国にそれを期待するのは困難と思われます。
報道によると,菅首相は,事前に十分に地元や中部電力に対し説明することなく,一昨日,記者会見を行い,浜岡原子力発電所の運転停止を要請したようです。地元や民間企業を振り回すような手法に,私は疑問を感じざるを得ません。
最近の国の行政運営能力は,疑問符が付く状態だと思います。
国に頼ることはできません。
九州のことは九州で決める。
「九州政府」がない以上,県や市町村で決めざるをえません。
危機に際し,素早い行動と強い決断ができるリーダーが求められていると思います。
中部電力が,菅首相の要請を受けて,浜岡原子力発電所の運転を停止すれば,九州へ融通支援する余裕はなくなります。
私は,一昨日,「九州でも電力不足に対する危機管理を」というブログを書きました。
中部電力が電力不足となれば,九州からも電力を送らざるを得ない。九州も電力不足対策を考えなくてはならない。
しかし,九州から支援するどころか,逆に九州電力は中部電力から支援してもらっていたのです。
中部電力に余裕がなくなれば,九州の電力不足は確実です。危機は現実のものとなりつつあります。
九州の県や市は,夏場の電力不足への対応を検討しなくてはならないと思います。
節電のため,夏に行われる行事を減らす必要があります。
計画停電を行うかどうか。医療機関の停電の影響を抑えるためにどうするか。工場の操業時期をずらすことはできないか。早急にこれらを検討する必要があります。
「そんなことは,県や市ではなく国が行うべきことだ。」と思う方もおられるでしょう。
しかし,今の国にそれを期待するのは困難と思われます。
報道によると,菅首相は,事前に十分に地元や中部電力に対し説明することなく,一昨日,記者会見を行い,浜岡原子力発電所の運転停止を要請したようです。地元や民間企業を振り回すような手法に,私は疑問を感じざるを得ません。
最近の国の行政運営能力は,疑問符が付く状態だと思います。
国に頼ることはできません。
九州のことは九州で決める。
「九州政府」がない以上,県や市町村で決めざるをえません。
危機に際し,素早い行動と強い決断ができるリーダーが求められていると思います。
タグ :電力不足
2011年05月06日
九州でも電力不足に対する危機管理を!
菅首相は,さきほど,中部電力に対し,浜岡原子力発電所のすべての原子炉の運転停止を要請しました。
電気の周波数は場所によって50ヘルツと60ヘルツの地区があります。
東京電力,東北電力,北海道電力は50ヘルツ。それ以外は60ヘルツ。
これまでは,「電力不足」といっても,九州では「対岸の火事」という空気がありました。九州から,周波数の異なる関東・東北に送電するには限りがあります。
しかし,今日の菅首相の要請により,そのような空気は吹き飛ぶでしょう。
中部電力は,九州電力と同じ60ヘルツ。
中部電力は,他社に比べ,原子力発電依存度は低いようです。しかし,それでも,夏の電力需要のピークを乗り切ることは難しいかもしれません。
九州からも電気を送ることになる可能性があります。
夏の九州の電力供給は大丈夫なのか。
本来,市政の守備範囲の問題ではないのかもしれません。
しかし,国は関東・東北のことで手いっぱいです。九州のことは,県や市で対策を考えざるを得ません。
市レベルでできることはなにか?市役所の電気を消すことくらいしかないか?夏のさまざまな行事につき,時期の変更はできないか?
今日の菅首相の中部電力への要請により,日本「全体」が「真の」危機状態に入りました。
「危機管理」ができるリーダーが必要です。
自治体の首長,民間企業のトップの方々には,学んでこられた「危機管理」を実践していただきたいと思います。
電気の周波数は場所によって50ヘルツと60ヘルツの地区があります。
東京電力,東北電力,北海道電力は50ヘルツ。それ以外は60ヘルツ。
これまでは,「電力不足」といっても,九州では「対岸の火事」という空気がありました。九州から,周波数の異なる関東・東北に送電するには限りがあります。
しかし,今日の菅首相の要請により,そのような空気は吹き飛ぶでしょう。
中部電力は,九州電力と同じ60ヘルツ。
中部電力は,他社に比べ,原子力発電依存度は低いようです。しかし,それでも,夏の電力需要のピークを乗り切ることは難しいかもしれません。
九州からも電気を送ることになる可能性があります。
夏の九州の電力供給は大丈夫なのか。
本来,市政の守備範囲の問題ではないのかもしれません。
しかし,国は関東・東北のことで手いっぱいです。九州のことは,県や市で対策を考えざるを得ません。
市レベルでできることはなにか?市役所の電気を消すことくらいしかないか?夏のさまざまな行事につき,時期の変更はできないか?
今日の菅首相の中部電力への要請により,日本「全体」が「真の」危機状態に入りました。
「危機管理」ができるリーダーが必要です。
自治体の首長,民間企業のトップの方々には,学んでこられた「危機管理」を実践していただきたいと思います。